注文住宅メーカーの選び方は?ポイントをご紹介

公開日:2024/02/08

選び方は?
ハウスメーカーの選択は、住まいづくりにおいてクオリティや満足度、そして予算に大きな影響を与えます。

一般的に、ハウスメーカー、工務店、設計事務所に建設工事を委託します。選択肢の主な違いは、企業の規模です。とくに、ハウスメーカーは広範囲に展開しており、住宅展示場に出店しているのを目にした方も多いでしょう。

しかし、ハウスメーカーは日本全国に数万社以上存在し、選択肢に迷うことも少なくありません。適切なハウスメーカーを選ぶことで、その後の住まいづくりがスムーズに進められるでしょう。

今回は、注文住宅メーカーの選び方を紹介します。ハウスメーカー選びのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカーを検索していると工務店の情報も多くヒットし、違いが分からない方も多いでしょう。

ハウスメーカー、工務店ともに、家を建てるという目的は同じです。2つの主な違いは、アプローチ法やビジネス規模です。たとえば、ハウスメーカーは大規模な会社が多く、カタログから選んでカスタマイズするのに対し、工務店は地域密着型の小さな会社が多く、要望に基づいて設計図を作成します。

両者の特徴や違いを知ることで、自分に合った家づくりの選択肢を見つけられます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

ハウスメーカーのメリット・デメリット

ハウスメーカーのメリットは、豊富なデザインや設備のカタログから選択できることです。たとえば、広告や展示場で提供されるモデルハウスを見学し、その中から好みのプランや内装を選べるでしょう。また、一般的に大規模な会社であるため、多くの場合、施工後のアフターサポートが手厚く、長期的な保証を提供しているのも安心できるでしょう。

しかし、カタログに掲載されているデザインや仕様となるため、柔軟性やオリジナリティに欠ける可能性も少なくありません。自分たちの理想とする家を完全に実現することが難しく、カスタマイズや変更には追加料金がかかるケースもあります。

工務店のメリット・デメリット

工務店のメリットは、自由度の高い設計や建築が可能なことです。工務店では、顧客と直接打ち合わせを行いながら、希望の間取りや内装、素材などを決定するため、要望を直接反映させられるケースが多く、オリジナリティあふれる住宅を実現できます。

しかし、デメリットとして、顧客の要望に合わせて手作業で住宅を建設するため、施工期間が長いことが挙げられます。ほかにも、職人の技術によって出来栄えが左右されたり、倒産などのリスクを考慮する必要があるでしょう。

ハウスメーカー選びのポイント

理想の家を実現するためにも、自分に合ったハウスメーカー選びは欠かせません。

家は人生で最も大きな買い物のひとつであり、将来の生活に直結します。また、個々のニーズや希望によって、最適なハウスメーカーは異なります。そのため、価格やデザインだけでなく、アフターサポートや信頼性など、さまざまな要素を考慮して、検討する必要があるでしょう。

ここでは、具体的にどのようなポイントを重視すべきなのかを解説します。

住宅展示場や知名度だけで判断しない

注文住宅メーカーを選ぶ際に、モデルハウスを見学だけで選ぶのは危険です。

たとえば、モデルハウスの「広いリビング」に憧れて、メーカーを選んだとしましょう。しかし、実際に建てた家はモデルハウスよりも敷地面積が狭くなるケースがほとんどです。なぜなら、実際の注文住宅の平均的な広さは約38坪ですが、モデルハウスは60坪程度のものが多い傾向にあります。

モデルハウスは、顧客に自社の製品や特徴を示す重要なツールとして、複数のお客様を同時に受け入れるため、十分なスペースを確保し、快適な体験を提供しているのです。

また、リビングだけを広くした結果、ほかの部屋が狭くなり、生活が不便になってしまったというケースがあります。完成見学会などで、実際のオーナー宅を訪れることで後悔するリスクを抑えられるでしょう。

ほかにも、有名な住宅メーカーが必ずしもピッタリの選択肢とは限りません。そのため「聞いたことがあるから」「大きな会社だから」といった理由だけで1社を選ぶのは注意が必要です。大手ではなくても、予算やデザインの自由度などの優先順位によっては、小規模ながらも理想の家を建ててくれるハウスメーカーは存在します。選択肢を広くもって検討することが重要です。

着工後の変更ができるか

着工後の変更が可能かどうかも重要なポイントです。

たとえば、窓の位置や大きさ、壁紙の変更などの細かい部分は、着工後でも対応してもらえる場合が多いです。しかし、その際には追加費用や工期の変更が発生する可能性もあるため、着工前に変更に関する確認を十分に行い、リスクを事前に把握しておく必要があるでしょう。

保障やアフターサービスが充実しているか

2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によれば、基本構造部分に関してはすべてのハウスメーカーと工務店で10年の瑕疵担保責任が義務付けられています。しかし、大手ハウスメーカーの場合、定期的な点検や工事を条件に保証期間を20年や30年に伸ばせるケースもあります。

また、期間だけでなく、保証してくれる内容も重要です。一部のハウスメーカーでは、無償点検や有償補修など条件が細かく設定されています。点検サイクルが短く設定されているハウスメーカーであれば、こまめな点検を通じて修繕箇所を早期にケアが可能です。

一方、点検サイクルが長めのメーカーでは、補修が発生する前に補修費用を確保できるでしょう。そのため、家を建てた後にも経費が発生することを考慮し、ハウスメーカーが提供するアフターサービスや保証内容を十分に確認することが必要です。

大工さんの質や技術力が高いか

工事を担当するのは一般的に、ハウスメーカーと契約した大工さんや施工会社です。工事請負契約を結ぶ前に、質や技術力を確認するのも、重要なポイントです。技術力の高い大工さんや施工会社を選ぶことで、建物の品質や完成度を高められます。

具体的には、建築現場の見学では、実際に大工さんたちの仕事状況を確認できます。現場が整理整頓されているかや安全対策がしっかりと行われているか、大工さんたちの活気や挨拶の様子を確認して見てみましょう。

建築内部など、詳細な部分が見学できるかどうかで、大工さんの信頼性や仕事の質を判断できます。仮に、見学を渋る場合は、契約に不安が残る可能性が高いので、慎重に検討する必要があるでしょう。

また、施工会社については、ハウスメーカーが指定工事店制度を持っているかチェックします。指定工事店制度とは、専門知識と技術を持ち、適切な工事が可能な業者を認定する制度です。

選定基準を明確にし、基準をクリアした施工会社のみと契約しているかを確認しましょう。仮に、指定工事店制度を持たないハウスメーカーは、単発・短期での契約や実績不明の施工会社に委託する可能性があるため注意が必要です。

大工さんや施工会社の技術は、家の品質に直結する重要な要素です。品質を確保するためには、ハウスメーカー選びの段階で必ずチェックしましょう。

営業担当者との相性はいいか

資料や口コミだけでは、ハウスメーカーの対応力や営業担当者の質を把握できません。営業担当者は顧客との最初の接点となるため、コミュニケーション能力や誠実さなどが求められます。

たとえば、資料や口コミで好印象でも、実際の営業担当者が要望をうまくヒアリングしてくれない場合や、契約を迫るような強引な営業スタイルのハウスメーカーは避けるべきです。営業担当者の対応が悪い場合、担当者個人の問題だけでなく、ハウスメーカーの教育や体制の問題も考えられます。

そのため、希望をしっかりとヒアリングし、真摯に対応してくれる営業担当者がいるハウスメーカーを選ぶことが重要です。建設的なコミュニケーションを取り、難しい問題に対しても代替案を提案してくれる営業担当者が信頼できるでしょう。

まとめ

家を建てることは一生のうちで大きな買い物のひとつです。だからこそ、予算内で理想の家を実現してくれる信頼できるハウスメーカーを見つけたいと思うでしょう。

注文住宅メーカーを選ぶ際に重要なのは、自分のニーズや理想に合った会社を見つけることです。ただ、ハウスメーカーの数は多いため、カタログや住宅展示場などで情報収集を行いながら、徐々に選択肢を絞り込んでいくことが大切です。決して知名度や口コミだけに頼らず、今回紹介したポイントを意識し、具体的な基準を持って選びましょう。

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会社名CUSTOM HOME(カスタムホーム)FREEDOM ARCHITECTS(フリーダムアーキテクツ)桝田工務店じょぶADVANCE ARCHITECT(アドヴァンスアーキテクツ)
特徴経験豊富な建築プロデューサーが土地選びから建築後までサポートしてくれる。顧客の想いをカタチにし、世界でたった一つの住まいを実現する設計事務所。顧客とのつながりを大切にし、年間50棟限定で家づくりを行う工務店。家族の要望を叶え、次の世代にも受け継がれていく住まいを提供する工務店。建築家による独自性のあるデザインで、安心かつ快適な住宅を提供する工務店。
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