【注文住宅の建築コスト】建物以外の付帯工事費はいくらかかる?

公開日:2023/07/15


注文住宅を建てようと考えている方のなかには、どれほどの費用がかかるのか不安な方もいるためはないでしょうか?とくに、付帯工事費と呼ばれる建物以外の費用についてはよくわからない方も多いかと思います。この記事では、付帯工事に内容や費用について解説します。この記事を参考にしながら、予算オーバーとならないようにしましょう。

想定される付帯工事の内容は?

家を建てる際には、土地と建物の値段だけを気にしがちですが、それ以外にも多くの費用が必要です。家を建てる場合には土地と建物のほか、付帯工事費や諸経費がかかります。建設業法では許可なく工事をしてはならないことになっていますが、決められた工事以外も同時にしなければならない場合があり、そのような工事を付帯工事と呼びます。

具体的には「地盤調査・改良工事費」「外構工事」「給排水工事」「解体工事」などです。依頼するメーカーや工務店によっては、「空調設備の取り付け工事」や「カーテンや照明器具などの工事」も付帯工事となることがあります。それぞれの工事でかかる費用が大きく異なるため、注意が必要です。

それぞれの工事の内容と工事費用について

付帯工事は総費用の15%から20%ほどの費用がかかるといわれています。全国平均を基にすると900万円以上が付帯工事費となる計算です。それぞれの工事内容と費用の相場を解説するため、注文住宅を購入する際の参考にしてください。

解体工事

建て替えの場合、古い家屋を解体して廃材を撤去する工事が必要です。木造住宅なら100万円程度、鉄骨造なら200万円程度が相場となっています。建物の大きさによって、相場は異なるため、業者に相談するようにしましょう。

外構工事

駐車場をはじめ、庭や門扉、アプローチ、堀などを作る工事です。100から300万円程度が必要です。費用はどのような設備を取り入れるのかによって増減します。玄関周りには40万円ほど、フェンスは20万円ほどかかり、駐車場を設ける場合は、30万円ほどの費用が必要です。さらにガレージを作る場合は100万円ほど必要ですので予算に応じてオプションをつけるのかを考えましょう。

地盤調査・改良工事費

土地を整地したり、高低差のある場所に擁壁を作ったりする工事です。地盤調査の結果次第で、鋼管杭を入れて地盤を補強するなどさまざまな方法があります。50万から150万円ほどの費用を確保するようにしましょう。

給排水工事

水道管がない場合に水道管を引き込む工事が必要です。住宅が建っていなかった土地や元々ひとつだった土地を分けた場合、水道管がないことが多々あります。50万から150万円ほどの費用が必要です。水道管を引き込む距離や道路の舗装状況によって金額が異なります。とくに高額となるのが、しっかりとした舗装が施されている行動からの引き込みです。対して、舗装されていない道であれば、水道管を設置した後に土を被せれば工事は完了するため安く済みます。

予算オーバーにならないよう注意しよう

注文住宅は自由度が高く、比較的思った通りに設計できます。しかし、その分予測しづらい費用がかかってしまうこともあり、予算オーバーとなることがあります。とくに付帯工事は予期しない費用が発生しやすいので、シミュレーションで具体的な数字を知ったうえで、費用の内訳を把握し、予算内に収まるようにしましょう。そもそもの費用を安くする工夫も必要です。費用を抑えるコツをふたつ紹介します。

複数のハウスメーカーなどに相見積もりをとる

ひとつ目は、複数のハウスメーカーから見積もりをとることです。1社だけでは相場の理解が難しいので、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。見積もりのなかには付帯工事だけでなく、建設費やそのほかの経費なども記載されています。付帯工事費だけを参考にするためはなく、全体のバランスを見てから、業者を選ぶようにしましょう。

自分でできることは自分で行うこと

ふたつ目は、自分でできることは自分で行うことです。解体前の家から荷物を引き払ったり、引越しする際にできるだけ自分たちだけで搬入作業を行ったりすると、費用を削減することが可能です。そのほか自分たちでできることとしては、外構工事が挙げられます。庭に芝生を引いたり、木を植えたりはもちろん、門や郵便ポストをDIYすることもできます。自分でできることが多ければ多いほど、付帯工事の内容を減らせ、費用も削減可能です。

まとめ

注文住宅を建てる際には多くの費用がかかりますが、中でも付帯工事費は見逃されがちです。付帯工事には、「地盤調査・改良工事費」「外構工事」「給排水工事」「解体工事」などの種類があり、それぞれでかかってくる費用が異なります。とくに外構工事はオプションをつければつけるほど高額です。費用を抑えるコツとして、芝生や木を植えたり、郵便ポストをDIYしたりなど、自分でできることは自分ですることが重要です。どこまで外注をして、どこから自分たちで作業するのかをあらかじめ話し合っておくことをおすすめします。また、複数の業者に相見積もりを取ることも必須です。その際は、付帯工事だけを比べるためはなく、建築費や諸経費などのバランスを考えるようにしましょう。

【大阪府】おすすめの注文住宅メーカー5選!

イメージ




会社名CUSTOM HOME(カスタムホーム)FREEDOM ARCHITECTS(フリーダムアーキテクツ)桝田工務店じょぶADVANCE ARCHITECT(アドヴァンスアーキテクツ)
特徴経験豊富な建築プロデューサーが土地選びから建築後までサポートしてくれる。顧客の想いをカタチにし、世界でたった一つの住まいを実現する設計事務所。顧客とのつながりを大切にし、年間50棟限定で家づくりを行う工務店。家族の要望を叶え、次の世代にも受け継がれていく住まいを提供する工務店。建築家による独自性のあるデザインで、安心かつ快適な住宅を提供する工務店。
詳細リンク

おすすめ関連記事

検索