注文住宅に庭は必要?メリットや注意点などを解説

公開日:2023/10/15


注文住宅を建てる際、庭を設けるかどうかは大きな選択のひとつです。庭には多くのメリットがありますが、同時にデメリットや注意すべきポイントも存在します。この記事では、様々な情報源を参考にしながら、庭の種類やそのメリット、デメリットを詳しく解説します。

庭の種類にはどんなものがある?

庭は家の外観や生活スタイルを大きく左右する要素のひとつです。以下は、主な庭の種類とその特徴を紹介します。

主庭(しゅてい)

主庭は、自宅敷地の中でメインとなる庭のことを指します。リビングやダイニングなどの主要な居住スペースに面して造られることが多く、家族の憩いの場として利用されます。主庭は、四季折々の風景を楽しむことができ、また、家族のコミュニケーションの場としても機能します。季節の移り変わりを感じながら、家族との時間を過ごすことができるのは、主庭ならではの魅力です。

前庭(まえにわ)

家の正面に設けられる庭を前庭と言います。来客を迎える顔となる部分で、美しい景観やアプローチが重視されます。前庭は、家の第一印象を決める大切な部分であり、訪問者を迎え入れるための空間としての役割も果たします。また、前庭を工夫することで、家全体のデザインや雰囲気を引き立てることができます。

中庭(なかにわ)

中庭は、建物に囲まれた場所に造られる庭のことです。プライバシーを保ちつつ、開放的な空間を持つのが特長です。中庭は、家の中心に位置することが多く、家の中からも外からも楽しむことができる空間となっています。また、中庭を持つことで、自然光を取り入れることができ、室内の明るさや風通しも向上します。

裏庭(うらにわ)

家の裏手に設けられる庭を裏庭と言います。プライベートな空間を確保しやすいのが特徴です。裏庭は、家族だけのプライベートな時間を過ごすための場所として、また、趣味のガーデニングや家庭菜園を楽しむスペースとしても利用されます。

坪庭(つぼにわ)

坪庭は、小さな和風庭園のことです。鑑賞用の庭として、和の雰囲気を楽しむことができます。坪庭は、限られたスペースの中で、石や水、植物を配置し、和の美を表現する庭です。都市部の狭小地でも設けることができ、日常の中で和の心を感じることができるのが魅力です。

各庭の種類には、それぞれの特徴や魅力があります。自身のライフスタイルや好みに合わせて、最適な庭を選ぶことで、より豊かな生活を楽しむことができます。

注文住宅で庭を設けるメリット

庭を持つことのメリットは多岐にわたります。以下にその主なメリットを挙げます。

採光・風通しがよくなる

庭があると、室内に太陽光が差し込みやすく、風通しも良好になります。自然光は心地よく、また室内の湿度や温度を適切に保つ助けとなります。これにより、エアコンや暖房の使用頻度を減らし、エネルギーコストの削減にも繋がります。

ガーデニングや家庭菜園などの趣味を楽しめる

庭を活用して、ガーデニングや家庭菜園などの趣味を楽しむことができます。新鮮な野菜や果物を収穫する喜びは格別で、家族とのコミュニケーションの場ともなります。また、ガーデニングはストレスの解消やリラクゼーション効果も期待できます。

BBQやホームパーティーを楽しめる

庭を持つことで、家族や友人とのBBQやホームパーティーを楽しむことができます。都会の喧騒から離れ、自宅の庭でのんびりとした時間を過ごすことは、日常のリフレッシュにも繋がります。また、季節の変わり目にはキャンプ気分で焚き火を楽しむことも。

子どもやペットが遊べる

庭があれば、子どもやペットが自由に遊ぶことができます。子どもたちは自然との触れ合いを通じて五感を育み、健全な成長を促します。ペットとの遊びは、その日の疲れを癒す最高のリラクゼーションとなります。

自然とのつながりを感じられる

都会の生活では忘れがちな自然とのつながりを、庭を通じて日常に取り入れることができます。季節の移り変わりを感じ、植物の成長を見守ることで、生活に彩りとリズムをもたらします。

家の価値向上

庭が整備されている家は、不動産の価値が上がる傾向にあります。将来的に売却や賃貸を考えた際に、庭があることは大きなアドバンテージとなり得ます。

以上のように、注文住宅で庭を持つことは、生活の質を向上させるだけでなく、心の豊かさや家族の絆を深める助けともなります。

デメリットや設けるうえで注意すべきポイント

庭を持つことのデメリットや注意点も考慮する必要があります。

庭の手入れが必要になる

庭の手入れやメンテナンスが定期的に必要となります。特に季節の変わり目や草木の成長期には、草むしりや剪定、施肥などの作業が増えることが予想されます。また、庭木や植物の種類によっては、特別なケアが求められることも。これらの作業は専門的な知識や技術を要するため、プロのガーデナーや業者に依頼することも考えられますが、それに伴うコストも考慮する必要があります。

外から家の中が見えやすくなる

庭があると、外から家の中が見えやすくなる可能性があります。これはプライバシーの観点から考えると、デメリットとなることも考えられます。特に、住宅地が密集している場所や、道路からの視線が気になる場合は、フェンスや生垣、カーテンなどの対策を考える必要があります。

ある程度の敷地面積が必要

庭を持つためには、ある程度の敷地面積が必要となります。都市部では敷地が限られているため、庭を持つことで家の建築面積が狭くなるリスクも。庭の面積と家のバランスを考慮しながら、最適なプランを選ぶことが大切です。

虫や動物が入りやすくなる

庭があると、虫や動物が家の中に入りやすくなる可能性があります。特に夏場は蚊や蟻、秋にはクモなどが増えるため、対策が必要です。また、庭には野生動物が訪れることも。猫や鳥、時にはタヌキやイタチなどが庭を訪れることもあります。これらの動物が庭の植物を食べたり、糞をしたりすることで、庭の環境が変わることも考えられます。

以上の点を踏まえ、庭を設ける際には十分な計画と準備が必要です。庭のメリットを最大限に活かしつつ、デメリットやリスクを最小限に抑えるための工夫やアイディアを取り入れることで、理想の庭を実現することができます。

まとめ

注文住宅を建てる際の庭の有無は、家族のライフスタイルや好みによって異なります。庭のメリットやデメリットをしっかりと理解し、ご家族の要望や好み、生活環境に合った選択をすることが大切です。庭を持つことで得られる様々な恩恵を享受しつつ、注意点も考慮して、快適な住まいを手に入れましょう。

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